出店ラッシュの銀座戦争

銀座松屋にとって最近の銀座流通戦争は危機感が高まる
状況となってきています。

ここ数年の銀座では、誰でも知っているような有名な
海外高級ブランドショップの相次ぐ出店によって
銀座松屋のみではなく、銀座界隈の既存老舗百貨店に
とってはとても大きな激変が襲ってきている状況だからなのです。

有名海外高級ブランドショップの出店はいろいろなメディアで
さかんに報道されるという話題性から銀座全体の集客力は
高くなっているのは間違いないことなのですが、あくまでも
銀座という街全体としての集客であり、銀座松屋としての
集客ではないため、買物客の争奪戦を勝ち抜かなければ
ならないのです。

銀座に進出してきた海外高級ブランドショップを
みて見ると、フランスのエルメス、クリスチャン・ディオール
アメリカのコーチなどでですが、これらはみな直営店なのです。

さらに最近はイタリアの高級ブランドとして、2006年11月
には7階建てのビルが全館「グッチ」という強力な店舗も
オープンしました。
海外高級ブランドの出店はその後も続き2007年4月には
ボッテガ・ベネタが世界最大の旗艦ともいえる大型店舗を
10月にジョルジオ・アルマーニ、12月にはブルガリが
出店の予定となっています。

また、国内大手流通業の新規出店(東急ハンズ)も決定して
いるのです。

これに対抗するために松屋銀座のような既存の百貨店も
次々と店舗の全面改装や増床などの手段で生き残りを
かけて迎え撃つ準備をすすめている状況です。

    ・有楽町西武の店舗全面改装(2006年9月)
    ・プランタン銀座の大規模改装(2007年9月)
    ・銀座三越の一階店舗の部分改装(2007年9月)
    ・銀座松坂屋の新館開業(2010年予定)

銀座松屋も2006年9月に建物の外観を一新するなどの
全面改装を実施しました。

百貨店内のサービス案内

松屋銀座もそうですが、百貨店というと買物をする所という
イメージですが、さすがに<あると便利>なサービスも充実
しているんですね。松屋銀座でのいろいろなサービスについて
まとめましたので、お買物のときに役立ててください。

<あると便利>
 ●店内のお呼びだし・・・迷子や連れとはぐれた時に便利、
  恥ずかしいけれど店内放送もしてもらえますよ。
 ●お買い上げ品一時預り・・・B1 地下鉄口側エスカレーター脇
 ●遺失物・・・何かをなくしたら、遺失物担当がいます。
 ●休憩所・・・買物には絶対必要ですよね。 2F-5F・R
 ●ベビーカー・・・子供連れの買物にはたすかりますね。
                   1F 総合案内所脇
 ●フィッティングパウダールーム・・・・
           女性の身だしなみ!3F 婦人化粧室内
 ●ATM・・・1F 南口三菱東京UFJ銀行クイックコーナー
 ●ネイル&フットケア・・・
         2F 「アミ ツルーネイル&フットレスト」
 ●フォトスタジオ・・・4F 宝飾・時計サロン脇
 ●海外発送・免税カウンター・・・ 3F カスタマーズセンター内
 ●DPE(写真同時プリント)・・・B1 薬品売場(有料)

<オーダー(有料)>
 ●紳士服オーダー・EO・オーダーワイシャツ・・・
                5F 紳士オーダーサロン
 ●ベッド用品オーダーメイド・・・7F 寝具売場
 ●ふとんカバーオーダーメイド(無地のみ)・・・7F 寝具売場  
 ●金・べっ甲フレームオーダー・・・6F メガネサロン
 ●表装オーダー・・・7F 美術

<ご相談(無料)>
 ●ベジタブルマイスター・・・B1 りょくけん
 ●チーズプロ・・・B1 チーズ王国
 ●化粧品カウンセリング・・・1F コスメクルーカウンター
 ●シューフィッターコンサルタント・・・3F 婦人靴・6F 子供靴
 ●ゴルフクラブ販売技術者・・・6F ゴルフ用品
 ●玩具アドバイザー・・・6F 玩具
 ●メガネの洗浄・・・6F メガネサロン
 ●葬祭相談・・・7F ギフトサロン
 ●トラベル相談・・・8F 松屋トラベルサロン

<お体の不自由な方、ご高齢の方、お子様連れの方に>
 ●車椅子用トイレ・・・ 1F 婦人化粧室入口
            8F レストランシティ GINZA内
●車椅子の貸し出し・・・1F 総合案内所
●車椅子用エレベーター・・・1F 中央左側
●ベビーキープトイレ・・・1F・2F・6F(婦人化粧室内)
●ベビー休憩室・育児相談・・・6F
    ○ベビー休憩室・・・授乳室やベビーベッドがございます。
またミルクもお作りいただけます。
    ○育児相談室 ・・・専門医や育児コンサルタントが無料にて
承ります。
      ◎電話相談 03(3567)2366
        マタニティ&赤ちゃんダイヤル
          月・水・木・金曜日 
午前11時―午後3時(祝日を除く)
      ◎面接相談
         小児科医担当  毎週土曜日 午後2時―4時
         心理相談専門家担当 第4日曜日 午後1時―3時

<修理(有料)>
●靴・バッグ修理カウンター・・・
3F カスタマーズ ステーション内
●時計修理、ベルト・電池取り替え・・・
4F 時計サロン修理カウンター
●ゴルフクラブの修理・・・6F ゴルフ用品
●きもののお手入れ・白生地別染め・・・7F 特選きものサロン

<名入れ>
●バースデイケーキ名入れ・・・
B1 新宿高野・アンリ シャルパンティエ(無料)
●内祝名入れ砂糖・・・B1 食品ギフトカウンター(有料)
●ハンカチ名入れ・・・
1F エッセンスプラス(有料)、6F 子供用品(有料)
●ゴルフボール名入れ・・・
6F ゴルフ用品(お買い上げ1ダース以上無料・一部有料)
ウエディングのご相談は
7F ウエディングビューロー

いろいろなサービスがあるもんですね。
無料・有料とありますので、必要に応じて利用を検討しましょう。

デパ地下の状況

松屋銀座の地下1階食品フロアが2006年7月1日、17年ぶりに
リニューアルされましたが、パリのマルシェのような「鮮度感」
「にぎわい」「会話」に満ちた売り場をコンセプトに、その名も
「グルマルシェ」と名づけられています。
もともと松屋銀座の惣菜売場は業界では評価が高く
百貨店だけではなくスーパーや惣菜専門業者なども
良く視察をしていたそうです。
昼時の品揃えは圧巻だったそうですよ。
その松屋銀座が食品売り場を大改装したというので楽しみです。

「グルマルシェ」のポイント
  ●「安心・安全」であり、できる限り「手作り」「無添加」
   「農薬は最小限」にこだわり
  ●「野菜のソムリエ」によるアドバイス
  ●「グルマルシェ」のお店のラインナップ

     「りょくけん」:
        健康で安心な野菜の数々と新スタイルのベジデリカ
     「シャルキュトリー コダマ」:
        直輸入生ハム&自家製ソーセージ・ハム専門店
     「バルブ・ア・クー」:
        網焼きとダッチオーブンを使った名物料理を
        オープンキッチンから
     「プログレ」:ドライフルーツ・ナッツ・シリアル専門店
     「チーズ王国」:150種類以上のチーズから毎日切りたて!
     「クレッシェンド」:オリーブオイル&バルサミコを
               その場で瓶詰め
     「オリーブマーケット」:フレッシュオリーブの量り売り

  「健康」をキーワードに、野菜、生ハム、チーズ、オリーブオイルと
  とても相性のいい食材を、同じフロアの中で買いそろえることが
  できるのが最大の特徴だと思います。

     このうち「りょくけん」「シャルキュトリー コダマ」
     「バルブ・ア・クー」「プログレ」の4店舗は、いずれも
     百貨店初登場です。

新登場の4店舗
  
  1、「りょくけん」:原産地の気候風土を再現して育てる「ルーツ農法
          (別名:永田農法)」の野菜・果実を販売。
          販売スタッフはベジタブルマイスターが中心です。
  2、「シャルキュトリー コダマ」:イタリアやスペインから直輸入の
         生ハム、希少なイベリコ豚を使用した「ロースハム」
         や「出来たてベーコン」「ソーセージ」など自家製
         商品を販売。ハムセラーから出した生ハムを本場と
         同じスタイルでオーダーカットしたり、ランチタイム
         には「ホットドッグ」や「生ハムのパニーニ」の
         販売もする。

  3、「バルブ・ア・クー」:野菜のグリルとダッチオーブン料理。
         フランスの3ツ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」
         で修業を積んだシェフのビストロの味。

  4、「プログレ」:ドライフルーツ・ナッツ・シリアル専門店は
         約20種類のドライフルーツを中心に量り売り。

2店舗体制で営業

株式会社松屋は東京都内の繁華街である銀座(中央区)と
浅草(台東区)に2店舗を構える関東の老舗百貨店ですが、
その店舗数はスクラップを繰り返し現在の2店舗になって
しまいました。

株式会社松屋の歴史は1869年12月5日(明治2年11月3日)に、
初代古屋徳兵衛により横浜石川町にて「鶴屋呉服店」を創業した
ところから始まりました。

1899年(明治22年)には東京神田今川橋の松屋呉服店(1776年
(安永5年)創業)を買収することで、東京へ進出する第一歩と
なりました。
当時は「松屋呉服店」と「鶴屋呉服店」の屋号を並行して使って
いたのですが、1978年(昭和53年)まで使用されていた紋章は
「松」と「鶴」を形取っていました。

1903年(明治36年)に合名会社松屋呉服店とし、
1908年(明治41年)には呉服以外に雑貨、洋品の販売を始め、
化粧品、帽子の一部を海外より直接輸入して販売するようになり、
大きく発展をしました。

その後銀座や浅草、横浜関内の吉田橋際や伊勢佐木町に店舗を
構えるなど、事業を拡張をし、松屋は1971年には資本金を
19億2000万円に増資、その年には東証一部に株式上場を
果たしました。

しかし、1970年代のオイルショック以降の厳しい経済環境のなか
松屋も無配に転落することとなってしまい、経営が傾くなかで
現在のような松屋銀座店と松屋浅草店の2店舗体制となったのです。
再建の過程では伊勢丹や東武百貨店などと関係を強化していく
こととなったのです。

豪華絢爛な店舗の内装と外観

松屋銀座店は株式会社松屋の本店ですが、とても古い建物
なんですね。

松屋銀座の開店はなんと1925年(大正14年)5月1日という
ことで80年以上も経過しているんです。
当時は地下1階地上8階の建物はかなり豪華だったようで
圧巻だったことでしょう。

カラオケの定番となっている「銀座の恋の物語」を題材にした
石原裕次郎の映画にも松屋銀座が撮影に使われたそうです。

松屋銀座は開店の翌年に本店になり、今も松屋の本店として
頑張っています。

今度の外観の改装で銀座のランドマークとも言われるほどに
きれいになった建物からは想像もできませんね。
外観だけでなく、松屋銀座の本当のすばらしさは内装にも
あったそうです。

その贅を尽くした内装は当時大きな話題となったようですが、
圧巻はなんといっても吹き抜け天井のステンドグラスに
ありました。

松屋銀座の店内エスカレーター脇の鉄板の張られている
吹き抜けは当時地上7階まで吹き抜けであった中央ホールの
名残だということです。当時の豪華さはありませんが今度、
松屋銀座に行ったらぜひ見てみたいものですね。

この豪華な装飾をほどこした松屋銀座も、太平洋戦争直後の
一時期は連合軍のPXとして接収されていました。

昭和20年代後半に連合軍の接収が解除された後は豪華絢爛で
あった外装、内装が改装によって廃されました。